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その1 事の発端
その2 ストレート炭酸と美味なるもの
その3 朝は味噌汁で始まった
その4 夏です素麺なんです
その5 弾けるスープは西洋の味
その6 ティータイム
その7 そして伝説へ スパークリング雑煮

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その1 事の発端

事の発端はくだらないものでした。
友人が運転する車に乗っていたときだったかと記憶しています。
私と、もう二人くらいの友人で移動していたとき。
そのとき私たちは、雑談の中で、ちょっと変わったジュースのことを話していました。
皆さんは焼きいもジュースというものがこの世に存在することをご存知ですか?
焼き芋の焦げた味や甘みが見事に再現された、大変不快なジュースだそうです(伝聞)
どんなものかはわかりませんが、ぜひ飲んでみたいなぁ……などと話した気がします。
その後には焼き芋ジュースには炭酸入りも存在するのだという話もしたはずです。
そして。
ふと、思いついたのです。
炭酸入り焼き芋ジュースがあるならこれがあってもいいではないか、と思える新しい飲み物を。

  私 「ねー、スパークリング汁粉ってどうよ?」

確か↑のように発言した気がします。
スパークリング汁粉。
炭酸入りのお汁粉、缶入り飲料のイメージです。
友人たちが何という反応をくれたのかは忘れてしまいました。
しかし、否定的な言葉だったと思います。「イヤー!」とか、「それはちょっと」とか。
後日、別の人にも尋ねてみたのですが。
もらった反応は「腹立つ、餅投げたくなる」というもの。
否定の言葉にブロークンハートですよ。ああ、なんて切ないロンリーナイト。
結局、誰に聞いても答えは似たり寄ったりでした。
やはり受け入れてもらえないスパークリング汁粉。なぜなの、どうして、スパークリング汁粉。

  これはもう、試すしかねーな(断言)

と言うわけで実行を決意する私。
しかし、ここに最大の難関が立ちはだかります。
なんと私は、餡という食物が苦手だったのです。
つまり、私にとっては問答無用で、汁粉=マズイ物。
これではスパークリング汁粉を開発しても、その真のおいしさ(?)を検証できないではありませんか!!
ナントイウコトダ!!
しかし、私はくじけませんでした。

  餡がだめなら……、汁粉が駄目なら……、お雑煮があるじゃない!!

そして私の新たなる挑戦が始まりました。



その2 ストレート炭酸と美味なるもの


さあ、パーティーの始まりだ、キャサリン(誰)

颯爽と登場した炭酸水。
人々よ、この雄姿を見よ。

500ml×3本、合計1.5L。
気合がうかがえるのではないかと。


お酒売り場で購入しました。
カクテルやサワーを作るための品です。
これからこいつらをいろいろな物にしてやります。
泣いたり笑ったりできなくしてやります。

さて、まずは炭酸水のみで試飲をば。
ゴクリとな。
……ああ、まずいなぁ(温笑) 予想通りというか、わかっていた味です。
苦いようなすっぱいような、微妙な味。お世辞にもおいしいものではありません。
後味がまた舌に残って嫌な感じです。なんでしょう、この嫌な感触は。
これがジュースやお酒に混ぜると全く気にならなくなるのですから、不思議。

さて、これから新手の炭酸飲料にチャレンジする私なのですが。
その前にまずはおいしい思いをしたいと思います。



最初に試したのは「ヤクルト+炭酸水」です。
これはウマイvv 大変美味〜♪
懐かしい甘さ。
かすかな酸味。
爽やかな炭酸。
全てが互いを尊重し、絶妙なハーモニーを奏でています。
実においしくいただきました。
これはオススメかも。



次に試したのは「ヨーグルトドリンク+炭酸水」。
こちらも美味です。
でも、炭酸ヤクルトの方が上ですね。
コクのあるヨーグルトが軽やかな喉越しを実現させたこの飲み物。
市販のヨーグルト系炭酸飲料より少しこってりしているかもしれません。
残念なのはちょっと味が薄かったかこと。
元になったヨーグルトがそれほど甘くないものだったせいでしょうか。
もっと味の濃いタイプのヨーグルトだとよりおいしくできたかもしれません。

さぁ、これにて前置きは終了。いよいよ炭酸水と私とのバトルが始まります。


その3 朝は味噌汁で始まった

さぁ、今は朝です。
朝ですから朝食をとらねば。
朝と言えば和食。ご飯に味噌汁、おかずが二品くらいあるとよいですね。

じゃあ、さっそく。

どぼどぼどぼ(炭酸水投入音)
あっという間にスパークリングミソスープの出来上がりです☆ わぁ、おいしそう♪
開封して一晩経った炭酸水を使ったせいか、投入直後、目立った泡立ちは見られませんでした。
用意したのは少し濃い目のお味噌汁。
具はわかめと長ネギです。

さて、飲むか……。

少しだけドキドキしながらもゴクリと一口。
うわぁ……じんわりと殺されるような味だ……。
実によろしくない。
口をつけた瞬間、嫌な液体が流れ込んできます。
ピリピリする上に妙な味わいの液体。
どのように妙かと言うと、変な甘さがあるのです。
味噌汁だけで飲んでも甘味らしきものは感じられません。
正体不明。
たぶん長ネギの甘味か味噌の旨味が、この絶好調に嫌な感じの甘さになっているのではないかと。

何だかんだで完食。

いつぞやのロイヤルウーロンティーのように 体から「変な汁」が出たりはしませんでした。


その4 夏です素麺なんです

さあ、お昼ご飯の時間です。




昼食といきましょう。



というわけで、第二弾のスパークリングメニューはそうめんです。
夏の定番、日本の心。どんなファンキーテイストになってくれるのか、わくわくしますね。
ちなみに、写真のそうめんの量が異常に多いのは3食分も一気にゆでたからです。
いえ、ちゃんと3回に分けて食いますよ?

さて、炭酸水。
今回のメニューではめんをつけるつゆを発泡させることにします。
まずは濃縮ダシを用意。
普通は冷水で薄めるところですね。
しかし、今回は違います。なぜなら私が食べようとしているのはスパークリングそうめんなのですから。
というわけで、おもむろに炭酸水をそそぎます。




弾けるめんつゆ。



うわああぁぁあああぁぁん!
パチパチしてるよ、しゅわしゅわ言ってるよ!
味噌汁で使った残りではなく、新たに未開封の炭酸水ボトルを開けました。
おかげで頼もしいまでの発泡力。半端ねぇぜ!
パッと見た感じでは少ーし薄めのコーラのような色合です。でも、何かがちょっと、違っている……。

気を取り直して、いざ実食をば。
めんを入れた瞬間、しゅわーっ!!という音が鳴り響きます。
怖。
さぁ、記念すべき一口目、ズルッとな。
……うおおおぉぉぉ、ビリビリしょっぱい!
ダシの効いた醤油味が炭酸のビリビリ感とともに広がります。
お口の中がビリビリ祭じゃー!
ビリビリ祭じゃ、わっしょいわっしょい!

すすりこんだとたんにめんがビリビリするという不思議食感。思ったよりも不味くはありません。
おそらくはめんつゆの甘味がよい方向に動いているのです。
これは普通に食べられますよ! いや、普通じゃないけれど!
ズルリズルリと食べ続け、一食分を平らげました。
大丈夫、問題なし。これなら、ここをご覧の皆様にも「Let's try!」と言えます。たぶん。
とりあえず試しても平気ですから、皆さんもどうぞ。
いや、本当ですよ? 悪意とかはありませんよ?


その5 弾けるスープは西洋の味

味噌汁とそうめん、この二品を試してみて思ったことがあります。
それは、炭酸は塩味との相性が全般に悪いのではないかということ。
甘い物・酸味と炭酸との組み合わせはおいしいものが多いのに、塩味は連戦連敗です。
もしかしなくても、炭酸は塩味には向いていない気がします。
それを実証するためには……洋風な食べ物にもトライしたいところ。
今までは醤油(そうめんつゆ)に味噌という和食アイテムで挑んできました。
その結果は両方とも「いまいち、もしくは不味い」といったところ。
これで洋物塩味でもおいしくはないということが判明すれば……もう間違いなし。
堂々と「塩味+炭酸=不味い」の法則が成り立ちますよね。

それではご登場いただきましょう!
西洋の国からこんにちは、塩味の飲み物!!



ハロー、アイ アム コンソメスープ。

底に沈んでいるのはパセリです。入れすぎました。
ちなみに、ジャガイモもダシに使っています(イモはイモ単体でおいしくいただきます)
つまりこれは、ポテト風味のコンソメスープ。
このスープはよくできました〜♪
固形コンソメをお湯に溶いただけのものよりはずっと味わい深い逸品です。
これに今から炭酸水をぶち込むのかと思うと もったいないと言う気持ちでいっぱいになります。

だが、入れる。

飲んでみました。
……。

「塩味+炭酸=不味い」の法則、大成立。

何かえぐみと言うか、変な味があるんですよね。
炭酸水単体で飲んだ時の味が消えていない感じ。
甘味や酸味と合わせると消えてしまう嫌な味が、そのまま塩味や旨味と同居している印象です。
皆さん、塩味(特に旨味の効いた物)に炭酸水を入れるのはやめましょう。
他に言いたいことなど何一つないので、コンソメ編はこれにて終了。


その6 ティータイム


ここでちょっとひとやすみ。

Let's tea time.

微妙な泡立ち。
写真の茶色い液体は烏龍茶です。
『ち』と言えば烏龍茶、烏龍茶と言えば『ち』ですもの。

これは飲んでも平気でしょう。
世の中にはスパークリング紅茶やスパークリングコーヒーが平然と売りに出されているのですから。
と言うわけでこくりと一口。

うわ、まっず!!!(驚愕)

こ、これは不味い! 今まで試したどのスパークリングメニューより飲めない!
その味を数式テイストにあらわすなら、まさに素炭酸+渋み=言葉にできない
口が曲がるorz
これはきついです。普通には飲めません。
なので。
飲み干してみましょう。味わう間もなく、イッキ! イッキ! ごっごっごっ(嚥下音)
ぐは。
飲み干しました。
何ともいえない嫌〜な後味が口の中に残ります。これはキツいorz


その7 そして伝説へ スパークリング雑煮

今、私はまたしょっぱいものを作っています。
塩味+炭酸=不味いの法則が成り立った後だというのに。
でもこれだけは避けて通れません。いいえ、避けたくないのです。
新たなる伝説を作るために……登場させましょう、その料理を。
濃い目に作った、季節はずれのお雑煮を!!



我は雑煮なり。推して参る。


真夏の夜のスパークリング雑煮。なんて素敵にミスマッチ。
雑煮の汁はダシと醤油、塩のみで味付けしました。
餅は薄めのものを使用し、こんがり焼いて投入します。



↑泡立つ雑煮。


↑拡大図。


右の写真、中央の白いもやが炭酸の泡です。左の写真はあまり泡が見えませんね。
さて、味わいやいかに?
ぱくりと一口……。
……!
しまったぁぁぁぁ! あっつあつの汁に入れたせいで炭酸が飛んだ!!
なんたる悲劇。
これはやり直しが必要です。
もう少し冷めてからリトライします。

--------------- 30分後 ---------------

そしてリトライ。写真なしですみません。
今度は程よく冷めた汁の中に炭酸を注ぎます。
今度は大丈夫そう。
さて、ぱくりと一口。
まずは餅のネッタリした食感が口中を満たします。
舌に絡む炭水化物のほのかな甘さ。そして、その食感がまとう炭酸の刺激
ねったりしながらその周囲はしゅわわビリビリ。
ちょっとすごいくらいの違和感です。何だ、この新食感は
醤油の汁には妙な味が溶け込んでいます。
酸味……? いや、ちょっと違うな。えぐみ……?
要するに素炭酸の味が残っている感じです。
やっぱりしょっぱいものと炭酸は合わない〜 orz
でもでも、炭酸水と甘いものとの相性はバッチリなはず!
だからきっと、スパークリング汁粉はおいしいはず!!
誰か試して、スパークリング汁粉!!



−完−

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