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はじめに

このシリーズの全話において、舞台となる場所はどこかにある架空の大都市です。
普通の人々に混じって、裏社会の人間が多く存在しています。
この街は今、裏社会の変革運動【Evolution】に揺れている真っ最中です。

作中で使われる用語
主な登場人物


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作中で使われる用語 (新出語ほど↓)

裏社会 *
都会のあちこちに潜む、社会のダークサイドの住民たちが形成する社会。
マフィア、ギャングなどと呼ばれる犯罪者による犯罪者のための世界である。

表社会 *
今日も平和に生きる、まともな一般人たちが形成する社会。
たぶんこの文を読んでいる貴方も属しているような一般社会のこと。

裏通り *
スラム街。貧しい人々や犯罪者などがごっちゃりと住んでいる。

表通り *
裏通り以外の場所。特に高級住宅街や都市の中心部をさす場合もある。

イレイザー (消す者)
職業名。プロの殺し屋のこと。個人営業者と組織に属する者がいる。

エージェント (代理人)
職業名。読んで字の如く、誰かの代わりに何かをする仕事。
作中での主な業務は情報収集やイレイザーなどプロたちとの連絡係。

メッセンジャー (伝言屋)
職業名。俗称はオウム、または伝書鳩。
メモや録音を取らず、記憶だけを頼りに客から客へとメッセージを届ける仕事。

カンパニー
組織の俗称。
業界最大手の犯罪組織。会社のように整った体系ということでカンパニーの異名を持つ。
(( ちなみにカンパニーはCIA(アメリカ中央情報局)の別名でもありますが、全くの無関係です ))

* 類似語句についての注釈
通り社会の違いについて。
裏通りだの裏社会だの、似た言葉が出てきてわかりにくいので一言、書いておきますね。
裏・表が頭につく三文字の言葉なので見た目は似てしまうのですが、通り社会はまったく違うもの。
通りは単なる場所です。
社会は人々が属する世界・社会のあり方を表します。
例えば、「表通りに住んでいる、でも実は闇組織の一員だ」という人。これは裏社会の人間です。
逆に「裏通りに住む、犯罪を犯したこともほとんどなく犯罪組織なんてものの存在も知らない小市民」は?
こういう人は、例え裏通りに住んでいても表社会の人間なのです。

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主な登場人物

進化 推進派 : 【Evolution】と呼ばれる動きを起こした者たちと、 それに共鳴する者たち
進化 反対派 : 【Evolution】に反発、抗おうとする者たち
進化 ??? : 「【Evolution】って何ですか?」な人たち & 中立派
※ 一回きりの登場で終わる予定の人は載っていません。あしからず。


 進化 推進 派

黒服の男
裏社会の住民。
表社会では芸能人並に有名なやり手実業家、裏社会では誰もが一目置く有力者。
【Evolution】と呼ばれる動きをこの世に生み出した立役者でもある。
かなりの長身。いつも黒い服ばかり着ている。
主に企画や外交を担当、基本的には表通りに身を置いている。

相棒風の男(帽子の男)
裏社会の住民。
黒服とは駆け出しの頃からの相棒。実際に行動するのはこちらの男が主である。
服装や髪型等、外見の特徴はコロコロ変わるが、しいて言えば帽子をかぶることが多い。
得意の武器はカード型に加工された特殊な刃物。表通りと裏通りを自在に渡り歩く男。

痩身の男
裏社会の住民。
黒服の部下。優秀なエージェントである。特に情報収集の腕前は業界随一。

眼鏡の男
裏社会の住民。
フリーで働くイレイザーだが、【Evolution】の際、黒服の思想に共鳴していく。
得物は主に拳銃。赤毛の兄とは同業者のよしみで以前から知り合いであった。
表向きの職業は揉め事処理屋(トラブルシューター)。
普段は表通りに住んでおり、仕事の用があるときには裏通りにも赴く。
暮らし振りは中流程度、表通りの平均的なレベル。

茶髪の男(赤毛の兄)
裏社会の住民。
赤毛の青年の兄。普段は裏通りで、洗濯屋の長男坊として穏やかに暮らす。
【Evolution】のさなかに一度消息を絶ったが、今は無事実家に帰還して両親・弟と同居中。
隠密行動と刃物を使った仕事を得意とするイレイザー。

 進化 反対 派

白髪の男
裏社会の住民。
黒服たちと敵対する勢力のまとめ役。
『カンパニー』と通称される大組織の首領、もしくはそれに継ぐ実力者と見られている。
大変な切れ者であり、知らぬものなど一人もいない裏社会の重鎮。
物腰は常に穏やかで暖かく見えるが、内心は冷徹で、計算高い。
相棒である隻腕の男にだけは心を許している。すでに老齢といっていい年齢だがまだまだ現役。

隻腕の男
裏社会の住民。
黒服たちと敵対する勢力の一人。若い頃に右腕を失った。
一度は裏社会から引退し、まっとうな一般人として暮らしていた人物。
No.1と見られる白髪の男とは相棒関係。ゆえに、実質的なNo.2ではないかと考える者もいる。
若い頃、白髪とのコンビにおいては主に腕力担当だった。
まだ駆け出しのギャングであった頃の黒服・相棒風と実際に戦った経験も持つ。
当時は若い二人を、敵ではあるが見込みのある若僧どもと考えていた。

 進化 ???

くわえ煙草の男
表社会の住民のようだが……(?)
表通りと裏通り、二つの顔を持つ男。
裏通りではちょいと知られた兄貴分。裏社会の人間とも親交を持つ。
表通りに戻ればごく普通の個人タクシードライバーであり、良き父親である。
ひどいヘビースモーカーで、片時も煙草を手放せない。
住まいは表通りの公営住宅。同居家族は母親と息子。
余談だが、離婚した妻の方には娘がいるようだ。
ちなみに彼の息子は父親の表の顔しか知らない。バツイチ。

熊髭の男
表社会の住民。
スキンヘッドに熊髭と、外見はアレだがいたってまじめな善人。
もともとはこの都会の住民ではなく、よその町からやってきた男。
ジャーナリストであり【Evolution】の実情に迫ろうと様々な相手に接触する。

赤毛の青年
表社会の住民(?)
裏通りに住む青年。真っ赤な髪をしているが、実は染めていて本来の髪色は黒。
洗濯屋の次男坊で、両親・兄と同居中。裏通りにしては裕福に暮らしている。
彼の家は特殊な環境で、表向きは平和な洗濯屋だが、実は彼以外全員がイレイザー。
しかし赤毛君自身はいたってまともな表社会の住人である。
童顔と低身長のせいでよく年下に見られる。本人はそれが気に食わない様子。

金髪の青年
表社会の住民。
ウェーブがかった金髪が特徴の元気な若者。
生まれも育ちも裏通り。母は売春婦であり、父親は定かではない。
くわえ煙草の男を父親か兄貴分のように慕っている。
赤毛、年下とは気の合う仲間。

一番年下の青年
表社会の住民。
のんびり屋で大食漢の天然野郎。痩せの大食いという奴で、見た目はガリガリ。
この世界の法律ではすでに成人だが、まだ10代である。
表通りの中流家庭に生まれたが、両親と死別後、裏通りに暮らす叔父一家に引き取られた。
叔父以外の家族とは折り合いが悪いため、あまり家には寄りつかない。
赤毛、金髪と仲間。

「俺」
表社会の住民。
『天国』で吐いていた人物。酒は飲めないらしい。
生まれたときから表通りの高級住宅街に住んでいた、筋金入りのお坊ちゃま育ち。
そうは見えないが、年下の青年に負けず劣らずの大食漢かつ天然である。
最近になって遅い自立を果たし、裏通りにてホームレス生活を始めたばかり。

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