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クルクルと喉を鳴らし、尻尾立ててやってくる君。 てのひらに頭を押し付けてさぁなでろと催促する。 かと思えば、機嫌を損ねてキツイ顔。 ずいぶんと毛を逆立てて威嚇してくる。 尻尾太くなっちゃってるよ。お願い、機嫌直して。 ご機嫌なときはなでて、なでて、なですぎってほどなでてもまだおねだり。 でも今日は触れただけで、爪を立てて引っかいてきた。 なんかオレ、悪いことした? 赤い五線譜がついた手の甲を恨めしく眺めていたら、 君は針のように細い瞳でオレをにらんだ。 シャーッと噛み付きそうな声まで出して。どうして? ああ、もう。そんなに怒んないでよ。どうすりゃいいわけ? 猫の目のようにころころと態度を変える君。 さっきまで怒ってたのに、急にしっとりと甘えてきたよ。 単純すぎるオレは素直に喜んじゃって。 君の喉をなで上げて、 君のあごをくすぐって、 君の耳をこちょこちょやって、 腹と背中と頭をなでて、 それから、大好きな君にちゅーを一つ。 かわいいね、抱き上げたらにゃんとした顔でくりくりした瞳をオレに向けた。
猫のようにしなやかに絡みつく腕。
猫好きなオレとしてはたまらないわけ。 |